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beloved 246(完)

匠がカトリーヌの邸に行った夜。
類達に電話が掛かって来た。

「類、カトリーヌと暫くこっちで暮らす事にした。」

「えっ?どういう意味?」

「だから、カトリーヌも暫くここを空けて居たから
片付けや掃除がしたいと言ってるから私も手伝いたいと思う・・。
カトリーヌ一人じゃ大変だろう?
庭も荒れ放題になってるからね?暫くは忙しくなりそうだよ。
あゝ今夜はカトリーヌのお得意の牛肉のトマト煮込みなんだ・・
凄く美味しそうな匂いがするだろう?
羨ましいだろう。これからカトリーヌとワインを飲みながら夕食なんだ。
じゃあ、カトリーヌを待たせると悪いから類、電話を切るぞ。
あゝつくしさんとしおんに宜しく伝えてくれ。」

ガチャン!と切れた電話を眺めながら類は大きな溜息を吐く。

父さん呆れる程、浮かれてるよね?
牛肉のトマト煮込みの匂いが電話で分かると本気で思ってるの?

「類?お義父様なんですって?」

「当分帰って来ないらしいよ?。」

「えっ、どうして?」

「カトリーヌの邸の片づけを手伝うんだってさ、暫く留守にしてて
庭も荒れ放題だって・・・。今夜はカトリーヌ特製の牛肉のトマト煮込みとワインで
夕食だって言って慌てて電話を切ったよ。」

「ふふっ、類ったらお義父様が羨ましいの?」

「えっ?」

「だって、子供みたいに拗ねてる風にしか見えないから。
類も牛肉のトマト煮込みが食べたかったの?」

「拗ねて何てないよ。」

「そう?でも確かにカトリーヌさんの牛肉のトマトには絶品だよね?
私もまた食べたくなっちゃったわ。」

「・・・父さんが、凄くいい匂いだろうってさ・・。
あの人電話で匂い迄届くと思ってるらしい・・。」

「くすっ、お義父様何だか楽しそうで良かったわね?」

「まあね・・上手く行ったならそれはそれでいいけどさ・・。」

「私もカトリーヌさんに牛肉のトマト煮込みの作り方を習うわね?
類に食べて貰う為に・・。」

「別にそこまでしなくても・・」

「私が食べたいの、だって本当に美味しいんですもの。」

「だったらここで一緒に暮らせばいいのにさ・・。」

「カトリーヌさんにも色々あるんじゃないの?長年暮らした
お邸を忘れられないんだと思うわ。それに・・とても素敵なお邸ですもの。」

「・・・そういうものかな・・。でも自分の気持ばかりを押し付けるのは駄目だったよね?」

「うん・・一緒に暮らせないとしてもいつでも近くに居たら逢えるんですもの。」

「・・あゝ・・つくし、早く牛肉のトマト煮込み習って来てね?」

「何だ、類もやっぱり食べたいんじゃない。」

「だって、今まであんな美味しいのを食べた事ないもの。」

「うん、それは私も同感。きっと何かコツがあるのよね?
きちんと習って来るわね?」

父さんが、カトリーヌの邸に居る事で俺とつくしは少し安心していた
カトリーヌとの絆みたいなものが切れていない事が嬉しくて。

これから父さんがカトリーヌとどういう道を選ぶかは分からないが
きっと明るい未来が待ってる気がする。



*******************fin******************************* 

一先ずこれで区切りを付けたいと思います、
他のお話も書きたいし・・
でもこのお話の続きもそのうち書けたらいいなと思って居ます。


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コメント

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亀レスお許しください。

またゆっくりですがお話書きますので
よろしくお願いいたします。
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