FC2ブログ
> onload="invisibleLinkLine()" id="top" name="top">
<< ビスクドール25 :: main :: ビスクドール23 >>

ビスクドール24

部屋に残された牧野と二人きりになった類
牧野に声を掛けようとした、その時類のスマホが鳴った。

「あきら・・?ごめん牧野、あきらから電話だ。
ちょっと、電話に出てくる。」

「あきら?そう・・私はここで話して貰っても構わないけど?」

「そう?でもちょっと席を外すね・・。」

「ええ、分かったわ。」

類が部屋から出て行った。

「あきらって誰かしら?」


あらら、可哀想に段ボール箱に入れられたままで・・

ビスクドールを抱き上げて話し掛ける。

それにしても随分大人しくなったのね?
あなたが懸命に喋っても誰にも聞こえないって
事が分かったかしら?
ふふっ、残念だけどもう諦めたら如何かしら?
大人しく、私の代わりに人形としてそこに居てくれないと
私が困るのよ?




私を甘く見ないでよ‥雑草のつくしはこんな事じゃあ負けないわよ。
あんたこそ、人形なら人形らしくしてなさいよ。


雑草ですって?あなた雑草なの?
ふふふっ・・雑草なのね?
あなたは上流階級の人間じゃ無いとは思ったけど
あなたとすり替わったのは、私の誤算だったかしら?
だけど、あなたの心が空っぽになったから、
私は上手くあなたの体に入り込めた。
でも、あなたがこんなに早く自分を取り戻すなんてね?
こんなに早く偽物だって人形がばれるなんて・・
あなたには、私のような高級アンティークのビスクドールは
無理だったのね?だって、上流階級の人間じゃ無くたかが雑草なんだもの。
でも、仕方ないわ。私はルイの傍に居たいの
その為だったら、顔が多少綺麗で無くてもスタイルが
悪かろうが我慢するわ。

失礼な!雑草で悪かったわね?
そりゃ、すり替わる相手を間違ったわね?
私は高級ビスクドールにはなれないわ。
何処が綺麗じゃなくてスタイルが悪いよ!
あんたのこの体だって、スタイルが良いとは到底言えないと思うけど?
ふん、寸胴で私よりも胸無いし・・。
そんなに高級ビスクドールが良いなら、元に戻れば?


それは嫌・・折角ルイとお話出来るんだもの。


「牧野誰と話をしてるの?」

「あゝルイ、お話は済んだの?」

「あゝ、牧野の事だった。」

「私の?」
「私の?」


「司が牧野に謝りたいってさ・・。どうする?」

「謝るって私に?」

花沢類、それ本当?謝るって道明寺が本当に?
じゃ私の事を思い出してくれたの?

「私、悪いけど会いたくないわ。彼とは終わったのよ。もういいの・・
謝って貰わなくても平気だから、ルイそのお話断ってください。」

「でも‥司NYに行くんだって・・。もう会えなくなるよ?」

ちょっ、あんた何勝手な事言ってんの?
花沢類はあんたに聞いてるんじゃないわ?
ちょっと、黙っててよ。
私は道明寺に土下座して謝って貰わなきゃ気がすまないわ。
どうして、他の女と浮気してたのかも聞いてないのに許せない!!
それにNYになんか行ったらもう会えなくなるじゃない!
あの彼女とは、私を思い出したならきちんと別れたんでしょう?
ねぇ、そうだよね?花沢類

「いいのよ、それで。」

「本当に?そうか、でもその方が牧野にはいいかも知れない。
NYには、司あの女と行くんだってさ。」

「そうなの?」

「あゝ、牧野に言うの躊躇ったけど・・どうせわかる事だもんな。」

「ええ、これでさっぱり気持ちを切り替える事出来るわ。」

「あの女、中島海って言うんだって・・中島エンタープライズの
娘だってさ。」

「有名な人なの?」

「あゝ会社は最近大きくなってきている。」

「お金持ちの令嬢って訳ね、だから私が捨てられたのね?」

「いや、そうじゃないと思いたいけど・・。」

「いいのよ、私が捨てられた事実は変わらないわ。」

「牧野・・。」




にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



コメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
コメントの投稿












 |   | 

y>>