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ビスクドール64

夢乃が上機嫌で電話を終えて戻って来た。

「エリカさんに電話を掛けたら、ご主人に話してくれるって・・
エリカさんは人形には全く興味が無いから、可愛がってくれるなら
私に譲ってもいいそうよ。」

「マジで?お袋には参るよな・・類のお袋さんも
迷惑だったんじゃないの?」

「あら、だってあきら君・・このお人形が
ここに居たいって、目で訴えるんですもの。」

「そんな訳ないだろう?人形がそんな事・・・
本当にお袋は自分勝手だよな。少しは人の迷惑も・・」

「類君はどう思う?」

「人形は愛される人の処にいるのが幸せじゃない?
家にいても、おばさんのようには出来ないよ。」

「あら、類君も賛成してくれるの?」

「でも、偽物でも構わないんですか?」

「そんな事は、全然関係ないの。私はこの子が凄く気に入ったのよ。
でも、本物の様な気もするから・・そうなるとお値段はかなりの物よね?
幾ら高くてもこの子が欲しいの。」

「それじゃ、この際調べた方がいいですね。骨董の事なら懇意にしてる店があるが
見て貰うか?かなり信用は出来る店だ。」

「まあ、総二郎君それは何処の店なの?」

「銀座の懐古堂です。」

「そう、でも花沢家の許可が必要ね?」

「許可は俺から両親に言っておけば大丈夫だと思う。」

「じゃあ、早速見てもらえる様に段取り付けるな?」

ビスクドールを本物かどうか見て貰うの?
そんな必要は無いじゃない?
だって・・

「本物かどうかって・・そんなに大事な事なの?」

つくしが発した言葉に全員がつくしを見た。

「えっ?そりゃあ大事な事だろう。価値があるのかないのか重要
だろう?ツクシちゃんはそう思わねぇのか?」

「ビスクドールにとっては‥大事なのは可愛がって貰えるかどうかが
なんじゃない?」

「つくしちゃんの言う通りね、でも譲って貰うには価値を知る必要があるのよ。
タダで譲って頂く訳にはいかないから・・」

「あっ…すみません、私・・部外者なのに。」

「あら、いいのよ。」

「気にすんな、牧野にとってはお守りみたいなビスクドールなんだろう?」

「お守り?美作さんそれどういう意味?」

「牧野が司に逢いに行くのに、勇気を貰うお守りだったんでしょう?
牧野がそう言ったんじゃん。」

「あゝ・・そうだったね。」

「牧野、忘れっぽいな大丈夫か?」

「大丈夫だよ、美作さん。」

総二郎はそんな会話もお構いなしに、ビスクドールを鑑定してくれる
店に早速電話を掛けてる。

「西門ですが‥社長いらっしゃいますか?
あゝ総二郎です。ご無沙汰しております。…ええ元気です…
今日は茶碗ではなく、ビスクドールの鑑定をして欲しいのですが
そちらで、確か取り扱ってましたよね?
ええ、そうです。・・・・できれば急ぎで。
西門には似合わない?あははっ、そりゃそうですよね?
宗家に似合わないものですから・・
いえ、うちの物ではなく友人の物なんです・・・
ええ、そうです。・・・・はい、そうですか?
ありがとうございます。ええ、、明日の2時ですね・・伺います。」

「鑑定してくれるって・・」

「聞こえてたよ、明日2時に行けばいいんだね?」

「あゝ、俺も一緒に行く。」

「じゃあ、俺も行くよ。」

「皆宜しくね。」



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